2021.04.14新年度を迎えて⑤「当たり前のことを」

新年度がスタートしました。

皆様も新たな出会いも別れもあったことと存じます。

当施設でも新たなスタッフも複数名加わり益々

活気のあるものとなりました。

が、一方で未だにご家族の皆様は施設内に立ち入ることが出来ません。

当たり前の光景が無くなってもう1年半。。。

入所されておられる皆様も、ご家族の皆様にとりましても

さぞかし長い1年半に感じられたことでしょう。

その間施設では、当初自粛自粛の雰囲気ばかりでスタッフも

感染予防ばかりに重きを置いていました。

勿論とても大切なことですが

スタッフにも疲弊感が漂い始めたのを覚えています。

表題にもありますが、新型コロナウイルスの猛威は

「当たり前のことが当たり前にできなくなった。」

反対に言いますと

「当たり前のことが、普通のことが、今までどれだけ有難かったか」

を感じさせてくれる機会となりました。

今は、屋上に上がって外の空気を吸うだけで

「あ~っ最高!」

「気持ちいい~っ!!」

と入所者、スタッフ共に共有します。

今までは当たり前の事でした。

このようなことを今年度は

感染予防に十分留意しながらも

この「当たり前」に近づけることに

意識を置いて運営して参りたいと思います。

幸い今日現在、当法人では陽性者を一人も出しておりません。

スタッフ全員、私生活もかなり自粛をして生活をしております。

そのスタッフ一人ひとりの努力の賜物だと私は思っております。

しかし常に「明日は我が身だ」とも思っております。

まもなく高齢者施設入所者、従事者へのワクチン接種も、か

スタートする予定です。予防率95%という数字も見聞きしております。

早く、当たり前の生活が取り戻せるように、全スタッフ共有して

「当たり前の状況に近付けていける努力」を常に継続していきたいと
思います。

今年度も変わらぬご指導ご支援何卒宜しくお願い申し上げます。

施設長 高階和洋

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