2025.04.21「食べる支援の入口~非歯科専門職による口腔アセスメント」
みなさん、こんにちは。
先日、「食べる支援の入口~非歯科専門職による口腔アセスメント」というテーマの勉強会に参加してきました。
歯科というと痛みや腫れがあるときに診てもらうイメージの方が多いと思いますが、
実はそれより大事なのが日々のメンテナンスなのです。
今回は地元の歯科医師や歯科衛生士による高齢者口腔ケアの現状や口腔アセスメントの内容、
栄養状態を口腔状態の密接な関係についての講義を拝聴してまいりました。
誤嚥性肺炎の予防だけではなく、
お口の中の健康状態が栄養状態や心疾患、脳疾患への影響が大きいという内容でした。
要介護者全員に口腔ケアを行い、
医療費の削減を進めるという国の方針もあり
聴講されている方はみなさん真剣な表情でした。
もちろん、私も口腔ケアの大切さを実感した内容でもありました。
また、質疑応答では以下のような質問もありました。
・デンタルウォッシュはどのように使うのか?
→歯ブラシの後、補助的に。保湿や除菌など目的によって使い分けする。
常在菌が減りすぎないようにやりすぎに注意
・ケアの割合は?
→歯ブラシ70% 歯間ブラシ20% 検診10%と考えてください
・インプラントのトラブルは?
→ジョイントが抜けて口を傷つけることがあるが、
インプラントのシステムが様々で施術した歯科でなければ元に戻せないことがあり、
トラブルになっている。長期的メンテナンスも視野に入れた歯科選びを。
・義歯を装着するコツは?
→義歯と装着面を陰圧にすることが大事。
水で濡らす、装着面に保湿剤を塗る、
装着後食事まで時間をおく等で安定するようになる。
予定の時間を大幅にオーバーしていましたが、充実した時間でした。
今後は食事だけでなくご入居様のお口の健康にも気を付けていきたいと思います。
管理栄養士I